来局時35歳 医学的な不妊の原因:特にないが、TSH:3.0⇒チラーヂン服用中
1人目を希望し1年7カ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法6ヶ月、人工授精3回

漢方による原因分析)
○冷え、1日中疲れを感じる、腰痛、遅脈などから腎(陽>陰)虚
○末端冷え、経血の塊(+)、周期により生理痛(++)、暗紅舌、末梢抵抗大、基礎体温の変動が大きいなどから瘀血

方針)病院治療の成功率を高めるため、補腎陽と活血化瘀。
牡蠣肉製品と煎じ薬の芎帰調血飲加丹参・白芍・延胡索で開始。
改善結果)
1か月目、冷えが少し改善。人工授精を受けるが妊娠せず。
その後は漢方薬を休み、人工授精を6ヶ月続けるも妊娠せず。

ステップアップして顕微授精をして受精卵を7個凍結。凍結胚移植のため体を整えたいとのことで漢方薬を再び希望される。
漢方再開後は、体調に合わせて処方を調整しながら継続し、3回目の移植で妊娠、心拍確認。
妊娠中は、牡蠣肉製品と安胎薬を継続。

県外在住で、仕事が忙しく、漢方薬を途中で休んだり、しっかり飲めない期間があった方でした。体質改善が思うように進まない時期もあり、最初の2回の移植では妊娠できなかったため、焦る気持ちがあるとおっしゃっていました。冷えや生理痛が酷く瘀血が強い体質であるため、着床しにくくなっている可能性があったので、活血薬を色々調整して移植に臨みました。少し時間はかかりましたが、お腹で赤ちゃんを育てるには、お母さんの血行を良くすることが大切です。