先のブログリニューアル一回目で「妊活漢方で一発逆転はない」の記事を書きました。
これは、漢方は素晴らしいものですが魔法の薬ではなく、あなた自身が妊娠力を上げていくサポートをする役割だと伝えたかったからです。
ですが、実際は漢方開始1~3ヶ月で授かった方や、もう無理と諦めかけていた方で授かった方もいらっしゃいます。どんな方が一発逆転で授かることができたのか、紹介してみたいと思います。

【41歳 主治医から不妊治療の終了を検討するように言われたが、漢方薬で体を整え妊娠】

来局時40歳 不妊期間9ヶ月 AMH0.31 
不妊治療歴)タイミング療法5回 体外受精を予定している

漢方薬を始めてすぐに体外受精を開始。採卵するも異常卵などで受精卵ができない。
AMHが低く、良い卵が採卵できない状況が続く。
主治医からは不妊治療の終了の提案あり。
⇒ご夫婦の意向で再度採卵するが未熟卵、授精できず。
一旦不妊治療をやめて、漢方薬で体を整える。
約3ヶ月後に治療を再開し、採卵の結果、4個採卵でき、分割胚2個(共にグレード1)と胚盤胞2個。子宮の状態が良くそのまま新鮮胚移植し、妊娠反応陽性。その後、胎嚢・心拍確認。

この方はAMHが低く(閉経間近の数値)、主治医からは不妊治療の終了を提案され、妊活を続けるかを迷っていました。
初回漢方相談で体づくりは1年位かかるという気持ちで・・と伝えていたことから、焦らずに体づくりに取り組みました。
結果、年齢は重ねたものの自分の持っている妊娠力を引き出し、11ヶ月で妊娠されました。

検査値や年齢は妊娠力の一つの指標ではあります。
ですが妊娠力は総合力です。
治療で解決できないところも、自分の力をうまく引き出してチャンスを活かすことができた例だと思います。