漢方相談成功事例:諦めずに28ヶ月、不妊治療の道のり

36歳女性、不妊治療5年4ヶ月の末、待望の妊娠へ

さつま薬局の漢方相談をご利用いただいた36歳の女性のお客様が、28ヶ月に及ぶ根気強い治療の末、待望の妊娠を迎えられました。

患者様の背景

  • 不妊の原因: 子宮内膜症、チョコレート嚢胞、潜在性高プロラクチン血症
  • 治療歴: タイミング療法12ヶ月、人工授精2回、顕微授精1回
  • 希望: 第一子の誕生

漢方薬による体質改善

当薬局での漢方相談では、患者様の体質を詳細に分析。夜間の頻尿、むくみ、腰痛、肩こり、生理痛、経血の状態など、様々な症状から、腎虚と瘀血という体質であると判断しました。

これらの体質に合わせた「活血化瘀(血の巡りを良くする)」と「補腎充精(腎の働きを補い、精気を養う)」を目的とした漢方薬を処方しました。

治療経過と変化

治療開始後、4ヶ月間は体調の変化が乏しかったため、養血調経(血を補い、月経を調整する)の漢方薬を追加。8ヶ月目には生理痛が大幅に軽減しました。

その後も漢方薬を継続しながら、西洋医学的な治療も並行して行いましたが、妊娠には至らず。一度、西洋医学的な治療を中断し、漢方薬のみを継続することにしました。

その後、体外受精にステップアップ。漢方薬を調整し、採卵数が大幅に増加。質の高い受精卵を複数得ることができました。しかし、最初の2回の移植は残念ながら陰性でした。

そこで、子宮内膜の環境を整えるため、漢方薬をさらに調整。破血薬(血の滞りを解消する薬)や温腎薬(腎を温める薬)などを加え、4ヶ月間継続。3回目の移植でついに陽性反応が出ました。

妊娠に至った要因と今後の展望

今回のケースでは、漢方薬による体質改善と、西洋医学的な治療との併用が奏功したと考えられます。特に、子宮内膜の環境を整えるための漢方薬の調整が、妊娠成功に大きく貢献したと考えられます。

今回の症例を参考に、今後、体外受精の反復不成功例に対して、中国で用いられている「二補助育湯:補骨脂・葛根・升麻・巴戟天・桑寄生・続断・牛膝・何首烏・鶏血籐・鬱金」という処方を追試し、その効果を検証していきたいと考えています。

まとめ

今回のケースは、不妊治療において、漢方薬が重要な役割を果たす可能性を示唆するものです。諦めずに根気強く治療を続けた結果、望みが叶ったという素晴らしい事例です。

さつま薬局では、今後も一人ひとりの患者様に合わせた漢方薬を処方し、妊娠を希望される方々を全力でサポートしてまいります。

[お客様の声]

目標達成まで28ヶ月かかりました。来局する前から合わせると不妊期間は5年4ヶ月です。諦めずに頑張ってきた結果がでて本当に良かったです。これまでで最長期間の妊娠例で、私自身も改善できる方法はないか中医学の書籍を読みあさり成長させて頂きました。今後はこの方と同じような胚移植の反復失敗例に二補助育湯を追試して効果を検討したいと思います。

[薬剤師からのコメント]

今回のケースは、漢方薬の多角的な効果を示す貴重な事例です。体質改善だけでなく、子宮内膜の環境を整えることなど、様々な側面からアプローチすることで、妊娠の可能性を高めることができることを示唆しています。