来局時33歳 医学的な不妊の原因:特にないが、AMHが低い(1.2ng/ml)2人目不妊
不妊期間:4年1カ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法18ヶ月、人工授精4回、体外受精1回、顕微授精2回で2個凍結し初期胚1個移植(妊娠-)

漢方による原因分析)
○冷え、夜中のトイレ、腰痛、生理周期が23日以下になることある、低AMH、既往歴(白血病)、淡紫舌、尺脈細弱などから腎虚
○末端の冷え、経血の塊(+)、ひどい生理痛(+)、周期により生理痛(++)、舌辺暗紅、末梢抵抗高いなどから瘀血
○ストレスなどで胃痛、あくび・ため息がよくでる、舌辺暗紅より肝鬱体質

方針)来局前の移植で妊娠反応がなかったので、次の凍結胚盤胞移植の妊娠率を高められるように体を整える。疏肝を軽めにしながら補腎・活血をしていく。これまで自身で服用していた漢方薬があったが、舌所見と適合しないので服用中止してもらう。
牡蠣肉製品と煎じ薬(芎帰調血飲去白朮・烏薬加丹参・白芍・山茱萸・桂枝・党参)を開始。
改善結果)
2か月目、脈や生理痛改善する。冷えが続いている。補陽を強めるため煎じ薬の党参・桂枝を人参・桂皮に変更。
3か月目、冷えや疲労感など改善しているので同処方継続。病院で凍結胚盤胞を移植、妊娠陽性→胎嚢・心拍確認。
4~8か月目、出産に向け、牡蠣肉製品と安胎薬を継続。妊娠後期に入る。

考察)この相談者のように末梢血管抵抗が高く冷えが強い場合は、活血補血・理気健脾の芎帰調血飲に発汗解肌・温通経脈の桂枝を加えるようにしている。温補腎陽・温通経脈の桂皮と比べると桂枝は熱性が弱く、表層へ選択的に作用する。そのため、ホルモン剤などで体が消耗している状態には作用の強い桂皮を使う前に桂枝で毛細血管などの通り道を整えることが良いと考えている。

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