元々はひどい生理痛や頭痛・肩こりの改善目的に煎じ薬を始めた方。
漢方薬1ヶ月目から疲労感が減り体調が良くなったので喜んでいただきました。
離島の方でなかなか来局できず、煎じ薬を飲まないと体調が悪化する。

今回もちょっと間があき、疲労感・不眠などが悪化し、咳が少しでて胸が詰まったような感じがする。
今までも何度か咳喘息になったことがある。
肌が乾燥しやすく体質的に陰虚がある方ですが、今回の場合は仕事が忙しく肝気が鬱結し肺を犯すことによる咳、また肝火が心を犯し不眠の悪化、気滞からの胸の詰まりや意欲低下がでていると判断しました。
基本処方は、日本で一般的な「薜氏」はなく「医宗」の竜胆瀉肝湯を選びました。
理由は柴胡による疏肝解鬱作用を期待するためです。
一般的には膀胱炎の改善目的で使われますが、不眠や咳の改善目的で今回は使います。
そして燥性が強い黄笒をはずし、平肝潜陽・安神作用のある牡蛎を加えました。
鎮咳作用のある生薬もありますが、西洋薬の咳止めを服用しているとのことなので敢えて加えませんでした。

今回の煎じ薬でまた体調を立て直し、仕事の忙しさを乗り切っていただきたいです。