骨髄異形成症候群(MDS)患者に対する漢方治療

  • 診断: 骨髄異形成症候群(MDS)
  • 年齢: 81歳 男性
  • 主訴: 皮下出血、口腔内血腫、血液検査にて血球減少傾向。
  • 既往歴: 糖尿病、RS3PE症候群、肺炎
  • 現病歴:
    • 2024年10月:血液検査にて、血小板2.7万/μL、骨髄検査にてMDSと診断される。
    • 2024年11月:血液検査にて、血小板0.9万/μLと、高度の血球減少。カルバクロム、トラネキサム酸、メナテトレノンを追加にて服用。
    • 2024年12月:血液検査にて、血小板0.4万/μLと、高度の血球減少が続く。便秘で酸化マグネシウムを追加にて服用。

治療

1 漢方治療の目的

  • 腎虚の改善: 骨髄機能の低下を補い、血球減少を改善する。
  • 気不摂血の改善:血小板や血管の機能を改善し、皮下出血を軽減する。

2 方剤

3 治療経過

  • 2024年12月:漢方薬服用開始 血小板0.4万/μL
  • 2025年1月: 血小板0.6万/μL 減少が止まる。
  • 2025年2月: 血小板1.4万/μLと回復傾向。白血球も1.1→1.8に増加。体調が改善し、活力が向上している。
  • 2025年5月: 血小板1.9万/μL
  • 2025年7月: 血小板2.3万/μL 趣味のゴルフを再開。
  • 2025年10月: 血小板2.7万/μL
  • 2026年1月: 血小板3.3万/μL 白血球も2.4に増加。

考察

本症例では、高齢者のMDSに対し、補腎補気を目的とした漢方治療を実施しました。その結果、血小板数の減少傾向が改善し良好な治療効果が得られました。数値の回復に伴い、体調の改善や気力の回復もみられました。病院では検査のみの経過観察であり、主治医から「ここまで数値が改善した症例はみたことがない。何が起こっているのかわからない。」と驚かれた、と喜んでいただけました。(薬剤師:田之上顕子)

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骨髄異形成症候群(MDS)の全てが改善できるわけではないですが、残っている造血機能を元気にすることで、倦怠感や疲労感など自覚症状の改善、血小板値の低下の抑制・改善など、漢方薬で対処できる場合があります。

【漢方相談に関する注意点】

  • 漢方薬は、体質や症状によって効果が異なります。
  • 本記事は、あくまで一例であり、すべての患者さんに当てはまるものではありません。
  • 輸血をしている方はお知らせください。

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