さつま薬局 漢方相談事例集

32歳女性：卵管閉塞による不妊のケース

ご来局時の状況

• 年齢: 32歳
• 症状: 足の冷え、脚のむくみ、慢性的な腰痛、淡白な舌、生理周期の乱れ、ひどい生理痛、基礎体温の乱れ
• 診断: 医学的に卵管閉塞と診断され、体外受精を勧められる
• 妊娠歴: 1年間の妊活

漢方治療の経過

• 弁証: 腎虚、瘀血と診断
• 処方: 牡蠣肉、鹿角製品、田七人参製品など、補腎充精、活血化瘀作用のある漢方薬
• 治療期間: 2ヶ月
• 治療効果: 漢方薬服用2ヶ月目に自然妊娠

相談者の声

「まさかこんなに早く、しかも自然妊娠できるなんて思っていませんでした。漢方薬を飲み忘れないように心がけ、食事や運動にも気を付けていたのが良かったのかもしれません。」

さつま薬局からのコメント

卵管閉塞という状況下で、自然妊娠されたことは素晴らしいことです。漢方治療は、体質改善を図り、自然治癒力を高めることを目指します。今回のケースでは、腎虚や瘀血という体質に合わせた漢方薬が、子宮環境を整え、妊娠へと繋がったと考えられます。

なぜ、漢方薬が効果を発揮したのか？

• 腎虚の改善: 腎は生殖機能を司る重要な臓器です。腎虚を改善することで、卵子の質向上や子宮内膜の厚みを増す効果が期待できます。
• 瘀血の改善: 瘀血は、血の巡りが悪くなり、老廃物が溜まっている状態です。瘀血を改善することで、子宮の血流が改善され、着床しやすくなります。
• 体質改善: 漢方薬は、体質全体を改善することで、妊娠しやすい体へと導きます。

漢方治療のメリット

• 体質に合わせた治療: 個々の体質に合わせて漢方薬を処方するため、体への負担が少ない
• 自然治癒力を高める: 体の機能を回復させ、自然治癒力を高める
• 西洋医学との併用: 西洋医学との併用も可能です

まとめ

不妊治療は、心身ともに負担が大きいものです。漢方治療は、西洋医学とは異なるアプローチで、妊娠をサポートします。もし、不妊でお悩みでしたら、一度、さつま薬局の漢方相談にご相談ください。