Q、不妊漢方相談は何歳まで大丈夫ですか?

年齢によってダメということはありません。
もちろん閉経しているということであれば無理ですが、妊娠するには、年齢というよりも東洋医学的に体のバランスがとれているかどうかが大切です。
若いから大丈夫、もしくは高齢だからダメというより、漢方の視点からみて妊娠・出産に大切な腎・脾・肝の状態が良いか、瘀血が少ないか、冷えや熱の偏りが少ないかということをチェックして整えるための提案をしていきます。
ただし、漢方で生殖機能を司る「腎」の状態は年齢と関係しています。女性の場合は35歳以降から「腎」の機能が徐々に低下してき、42歳以降が特に顕著になります。そのため40代の方は必要な漢方薬が多くなる傾向です。

さつま薬局不妊漢方相談で妊娠された方の年齢の割合は以下のようになっています。

年齢層が高くなると、体外受精・顕微授精を併用される方が増えてきます。その場合、漢方薬で体づくりをしながら体外受精・顕微授精を始められる方もいますが、ほとんどの場合は来局前から体外受精・顕微授精が上手くいっていなかった方です。漢方薬を活用して体の状態を整えることで、不妊治療が上手くいかなかった方に良い結果が訪れています。

Q、病院の不妊治療をしながら漢方を服用してもよいでしょうか?

大丈夫です。
相談者の9割は既に病院で不妊治療をされており、不妊治療の効果を高めるために漢方を活用されています。
漢方薬での体質改善は、病院治療とは全く異なるアプローチですが、妊娠するには卵子の質や子宮内環境など体の状態を良くしておくことが重要です。
保険適用の体外受精や顕微授精には、年齢や回数の制限があります。制限内でしっかり治療の成果を出すために、治療に先行してまたは並行して漢方薬を始められます。
また、自費診療で体外受精をされる場合は、漢方で妊娠力を高めて、できるだけ治療の成功率を高めることに漢方を活用しています。

漢方と体外受精・顕微授精を併用した妊娠例はこちら

Q、夫婦とも全く問題はないのですが、病院の不妊治療が上手くいっていません。漢方で大丈夫でしょうか?

ご夫婦ともに全く問題がないのであれば漢方による体質改善が適していると思います。
西洋医学の所見で異常がなくても、漢方・中医学の視点で分析すると必ずバランスの取れていない部分があります。
年齢も気になるところですが、全身の状態を総合的に判断して不妊の原因を見つけ、その原因を解決する最適な漢方薬を服用することで妊娠体質に改善していきます。

病院の治療は続けられてもいいですし、お休みして体づくり期間として漢方に専念されてもいいと思います。
私どもが漢方・中医学の知識で精一杯サポートいたします。

Q、時間がなかなか取れないのですが、いかがでしょうか?

お仕事で時間が取れない方、上のお子様の育児で忙しい方など時間に余裕がない方も多くご相談されています。
また、遠方からのご相談者も多くいらっしゃいますので、お時間や距離の問題から来局しにくい方でも対応できるように体制を整えています。メール・電話でのご相談や注文も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

Q、不妊漢方に健康保険が使えますか?

当薬局が提案する漢方薬は、健康保険が適用されません

「漢方薬」とひとくくりにされていますが、漢方薬局・病院・ドラッグストア・通販など取り扱っているものは千差万別です。
天然の植物や動物を原料とする「漢方薬」は 生薬の原産地・製造方法・添加物・メーカーの方針などで、効果に雲泥の差があります。料理に例えると、肉や野菜などの原材料はどれも同じではないですし、どの材料をどう調理をするかで料理の出来が決まるのと同じです。同じ漢方薬でも、原料・製法・添加物・味や香り・溶け方にいたるまで異なります。さつま薬局で提案しているものは、吟味した確かなものです。相談者に成果をだす品質にこだわりのある製品しか販売していないため、当薬局が提案する漢方薬は、健康保険が適用されません

病院の漢方薬やドラッグストアで販売されているものは安価で手軽ですが、相談者のほとんどは病院治療で成果がでなかった方であり、 より成果をだせるものが必要です。 費用はかかってしまいますが、大切なことは、妊娠してかわいい赤ちゃんを出産することだと考えています。

Q、初回は費用がどのくらいかかりますか?

相談は、1,2のいずれかご希望をお選びください。不妊の場合、漢方薬は1か月分ずつ処方します。

1.無料相談 【鹿児島本店/薩摩川内店】

・鹿児島本店/薬剤師(女性)、薩摩川内店/登録販売者(女性)が担当します。
・女性のカウンセラーを希望される方
・予算の希望がある方
初回相談では、問診・体質チェック・漢方での体づくりについて説明します。
【漢方薬代(1ヶ月分)の目安】
1~4万円(体の状態・年齢によります。予算に合わせての処方も承りますのでお気軽にお尋ねください。

◯鹿児島本店は、Web予約 ⇒詳しくはこちら
◯薩摩川内店は、電話予約0996-20-0924 ⇒詳しくはこちら

2.有料相談 【鹿児島本店のみ】 相談料3,850円(2回目以降は無料)

・国際中医師(国際中医専門員)/薬剤師が担当します
・オーダメイドの煎じ薬を希望する方
・漢方でしっかり体づくりに取り組みたい方
初回相談では、問診・舌診・脈診・血流計など詳しい体質診断をして、漢方での体づくりについて説明します
【漢方薬代(1ヶ月分)の目安】
20代:2~3万円 30代前半:3~3.5万円 30代後半:3.5~4万円 40代:4~5万円
完全予約制。Web予約または電話099-800-4339

※予算を少なめで漢方を初めてみたい方は、1.無料相談をご利用ください。ご予算に合わせて処方いたします。

Q、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は漢方で妊娠できますか?

漢方は西洋医学とは全く別の考えの医学です。 不妊はなんらかの原因により本来持っている妊娠力が低下していると考え、 漢方を活用して 本来の健康な状態に戻し妊娠しやすい体質を目指します
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は原因不明で、西洋医学では改善する治療法がありません。一方、漢方の物差しではPCOSの方は体質的にそれなりの理由がある場合が多いので、東洋医学的にバランスのとれた状態にすることで妊娠しやすい体になります。

当局のご相談者で、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で妊娠された方には、漢方単独の方と病院の不妊治療と並行された方と両方いらっしゃいます。それぞれの得意なところを上手に組み合わせていくことが、元気な赤ちゃんを授かるための近道です。

当薬局での漢方による多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)での妊娠改善例詳しくはこちら

Q、男性不妊症に漢方は効果がありますか?

男性不妊は漢方薬の得意とするところです。
男性不妊の原因は分からない場合がほとんどであり、現代医学では有効な薬物療法はないと考えられています。

当局では、特に精子の数・運動率・質に関しては、漢方薬で比較的短期間での改善例が多くあります。人工授精・体外受精・顕微授精の治療の場合、少しでも精子の数が多く運動率が良い方が良い結果に繋がります。
費用は平均1万円程度~で、女性の場合と比べると費用も期間もかからない方がほとんどです。早い方では1ヶ月の服用で検査値の改善がみられます。
主に動物性の生薬を使うことで、総精子数、直進精子数、直進精子率がそれぞれ、改善が報告されています。お電話での相談も承りますので、お問い合わせください。
詳しくはコチラ

Q、不妊症の治療はどういったものがあるのでしょうか?

不妊症」は、避妊をしない通常の性交を12か月以上行っても臨床妊娠が成立しないことで定義される疾患とWHO(世界保健機関)は定義しています。

病院での一般的な治療は、
ホルモン検査(ホルモンの分泌状態により、排卵障害の原因や黄体機能不全、高プロラクチン血症の有無もわかる)、
超音波検査(子宮筋腫、卵巣、子宮内膜ポリープ、多嚢胞性卵巣の有無などがわかる)、
子宮卵管造影検査(子宮の形や卵管の通り具合、卵管周囲の癒着の有無などがわかる)、
卵管通気(水)検査(卵管がどの程度通っているかがわかる)、
ヒューナーテスト(精子が子宮に入っているかがわかる)などの基本検査。

場合によっては、

子宮鏡検査(子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫、子宮奇形などがわかる)、
腹腔鏡検査(内診ではわからない卵管や卵巣の様子が確認できる)、
抗精子抗体検査(抗精子抗体があるかわかる)などの精密検査を行い原因を探します。

原因が見つかれば、その治療と並行して排卵日に性交を行うタイミング療法を行います。
原因が見つからない場合は、タイミング療法から始めます。
自然周期によるタイミング療法でも妊娠にいたらない場合は、排卵誘発剤を使用することもあります。
6~8ヶ月続けても妊娠しないようであれば人工授精を数回行い、
それでも妊娠しない場合はART(高度生殖医療)と呼ばれる体外受精・胚移植へと治療をステップアップさせていきます。

不妊の原因は女性にあると思われがちですが、現在では男女半々だと考えられています。
男性も女性とともに不妊を乗り越えていくという気持ちが大切です。
(参考:最新不妊治療がよくわかる本;日本文芸社出版)

しかし、病院もしくは先生それぞれで考え方が違うので専門の病院に直接聞かれて自分が一番納得できるところを受診することをお勧めします。

薬局では、様々な角度から東洋医学的に不妊の原因を考え、生活習慣の改善や最も適した漢方薬を提案し、ご自身が本来備わっている妊娠する力を取り戻すためのお手伝いをしております。

Q、漢方相談でも基礎体温を測ることに意味があるのでしょうか?

4~5時間の熟睡により、体温は基礎代謝以外の影響を受けなくなります。そして朝目覚めた時の体温を連続して測定したものが基礎体温です。

基礎体温は卵胞期には低温になり、排卵後の黄体期には通常36.7℃以上の高温になります。低温と高温の差が0.3℃以上なら2相性と判断されます。
3周期以上基礎体温をつけてみれば、大まかな排卵日が予測できます。
卵管内での精子生存期間は48~72時間で、排卵後の卵子生存期間は8~12時間であるので、排卵予想日とその前日の2日間に性交をすることで妊娠の確率が高くなります。
しかし、排卵日の予測は経膣超音波検査と尿中LH検査との組み合わせの方がより正確なので最近ではあまり重要視されなくなってはきています。

一方、東洋医学では、基礎体温の変化で五臓(肝・心・脾・肺・腎)や「気・血・水」の働きを推測し対策を立てるために非常に重要です。
もちろん基礎体温表だけではなく、体全体の症状から総合的に判断する必要はありますが、妊娠しにくい体質になっている東洋医学的原因をみつけるには非常に重要です。

そのため、相談の際にご準備いただけると最も最適な漢方をご提案できます。(まずは、直近の3周期を確認します)

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