骨髄異形成症候群(MDS) ミニ移植に備えた漢方療法 72歳
72歳 男性 骨髄異形成症候群(MDS)と診断され、2ヶ月後にミニ移植を予定している。漢方薬で少しでも体の状態を良くしておきたいとのご相談。
《来局時の症状》
貧血が強いため、週1回の定期的な輸血をしている。直近の検査値は、血小板9.8、ヘモグロビン6.5。ここ1ヶ月で急激に血小板値が低下している。背中の痛み、倦怠感あり。
《漢方薬服用後》
2023年6月 補腎薬を中心とした漢方薬(帰脾湯・鹿茸製品・亀板鼈甲製品/1ヶ月分34,140円)を毎日服用していただき、造血機能、免疫力、体力の回復を促す。もともと胃もたれしやすいので、動物性の生薬は胃の負担を軽減するために食後服用としてもらう。
2023年7月 胃腸の調子は問題ない。ミニ移植前に心臓のステントにバルーンを入れる処置で一時入院。血液検査の数値が以前より落ちていなかったため輸血間隔が2週に1回になった。
2023年8月 体調が比較的良く、孫とプールに行ったりして過ごした。その後、予定どおりミニ移植を実施できた。
高齢や持病がある方の骨髄異形成症候群(MDS)では、移植による副作用や合併症が少ないミニ移植を実施します。
ミニ移植は、できるだけ体力を温存した状態で行うことが重要です。漢方療法では、残っている造血機能をできるだけ元気にして、少しでも体の状態を良くして移植に望めるようにサポートします。(薬剤師 田之上顕子)
他の骨髄異形成症候群の漢方症例は⇒骨髄異形成症候群(MDS)症例
骨髄異形成症候群(MDS)の悩みに漢方療法で対応します。
漢方薬の料金は約30日分10,530~71,184円です。(1ヶ月分2~3万円のご予算の方が多いですがが、ご予算はお気軽にご相談ください。)
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