頻尿、下腹部の不快感などの慢性膀胱炎のお悩みで来られた50代女性です。
病院で桂枝茯苓丸エキスをもらったが改善しないため専門の漢方薬局に来られたとのことでした。
冷えた時や疲れたときに不快症状が強くなり、その他の症状として足の冷えが強いとのことでした。

中医学の分析では、腎気不固で体質として脾腎両虚。
最初の処方は八味地黄丸加車前子党参黄耆で15日間。
服用後、元気が出てきたが冷えや尿意は変わらないとのことだったので、処方構成の生薬の割合を変更して15日間処方。
さらに服用後、膀胱炎の症状がまったく気にならなくなりましたと喜んでいただけました。
血流計の数値も改善し基礎代謝も上がっており、脈の状態も良くなっていました。
自覚症状の冷えは悪化していないが、改善もしていないとのことでした。
脈や血流計から肝血が不足しているので党参黄耆を止めて、補肝腎の目的で枸杞子を追加しました。
下の生薬から抽出機で煎じ薬を作ります。
この調子で体質改善して笑顔があふれる日々を過ごしていただきたいです。

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