漢方相談成功事例:28歳ご夫婦の妊娠への道

10ヶ月間の妊活、漢方で新たな一歩を

28歳のご夫婦は、1人目の赤ちゃんを心待ちに、10ヶ月間の妊活を続けていらっしゃいました。西洋医学的な検査では明確な原因が特定できない中、当薬局の漢方相談をご利用いただきました。

漢方から見たお二人の体質

丁寧な問診と舌診の結果、奥様は「腎虚」と「瘀血」の両方の体質傾向が見られました。具体的には、手足や下腹部の冷え、むくみ、目の下のクマ、舌の状態などから腎虚、特に腎陰虚が考えられました。また、手足先の冷えやニキビなどから、血行不良を示す瘀血も見られました。ご主人にも、体質に合わせた漢方薬を服用していただくことで、夫婦二人で体づくりに取り組んでいただきました。

妊娠までの道のり

最初の3ヶ月間は奥様のみ漢方薬を服用され、4ヶ月目からはご主人にも動物性漢方製剤を追加しました。滋陰養血(じんいんようけつ)・調経化瘀(ちょうけいかお)を基本に、養精種玉方(ようせいしゅぎくほう)や活血化瘀(かつけつかお)作用のある丹参などを加え、ご夫婦それぞれの体質に合わせた漢方薬を処方しました。

嬉しいご報告

そして、6ヶ月目に病院で胎嚢が確認され、ご夫婦から妊娠のご報告をいただきました。

漢方相談で得られたもの

このご夫婦は、漢方相談を通じて、ご自身の体質を深く理解し、妊娠しやすい体づくりに取り組むことができました。漢方薬は、体質や症状に合わせて一人ひとりに合ったものを選び、体の中から温め、血の巡りを良くする働きがあります。