潰瘍性大腸炎で低下した体力を回復するための漢方薬
重症の潰瘍性大腸炎で手術をしなければいけない状態で以前来局された女性です。
病院の治療薬に併用して漢方薬を始めて状態が改善し手術をしなくてよくなり、しばらく漢方薬を休んでいたのですが最近体調が悪いため漢方薬を再開しました。
食欲もでてきて、悪寒発熱の頻度も低下し、長い時間歩けるようになり、脈も安定してきてきました。病院の検査ではCRPが4.73から3.50、Hbが10.7から11.2にやや改善していました。体力がついてきたので、舌が暗紅色でCRPも高いため白芍より活血と清熱涼血作用の強い赤芍に変え、舌に浮腫みがあったため茯苓を加え湿を嫌う脾の回復を早めるようにしました。
早く寛解状態になれるよう漢方薬で後押ししていきます。