男性不妊の方で、精液検査で精液量・精子濃度・精子運動率などが基準値を大きく下回る数値であるため、顕微授精をしなければ妊娠は難しいと診断された方。
「治療前に少しでも良い状態になるように、漢方薬で体を整えたい」というご相談について詳しく解説したいと思います。

漢方を服用することで精液の検査値が少しでも改善すると、質の良い受精卵ができる確率が上がってきます。また、検査値はそこまで変化がなかったとしても、顕微授精で大事なことは精子のDNAの損傷率が低いことです。顕微授精では、見た目で元気そうな精子を選んで受精させますが、見た目で精子のDNAが損傷しているかどうかが分かるわけではありません。
ですので、治療の確率を上げていくためには、漢方薬で体の状態や精巣の血流を良くすることで少しでも質の良い精子を生み出せるようにしておくことが大切です。

男性不妊の場合、生殖機能を上げる動物性の生薬と血流を改善する生薬の組み合わせで、1か月の予算は15,220円~です。
できれば、3か月間はしっかり服用を続けてから治療に臨むことをお勧めしています。

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