来局時29歳 2人目希望 医学的な不妊の原因:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、卵管閉塞・卵管狭窄(片側のみわずかな通過)、医師からは体外受精をしない限り妊娠は望めないかもと言われている
○来局時の不妊治療歴:排卵誘発剤を使用してタイミング療法3回。

漢方による原因分析)
○冷え、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)、夜間のトイレ、むくみやすい、基礎体温などから腎虚
○生理痛、卵管閉塞、基礎体温などから瘀血
○立ちくらみ、睡眠時に目が覚める、目の疲れ、クロミッドで内膜が薄くなるから血虚
○吹き出物でやすい、むくみやすいなどから脾虚

方針)牡蠣肉製品で補腎充精、当帰・阿膠製剤で補血・活血

改善結果)
この方は当薬局に来局される以前にも、排卵誘発剤を使用したタイミング療法をして、鍼灸院にも通われていたが、成果がでていませんでした。
卵管閉塞・卵管狭窄があり、医師からは体外受精などの治療しない限り妊娠は望めないかもと言われていましたが、排卵誘発剤を使用しない周期に漢方を開始されてすぐの周期で妊娠されました。
漢方薬で少し後押ししてあげることで、上手くいく方はいらっしゃいます。今回のように治療が必要と言われていた方でも、結果が変わるということはあります。