掌蹠膿疱症とは?

手のひらや足底に小水疱が多発し、膿胞化して周囲は紅斑となります。ときに痒みがあり、膿疱は多発し、繰り返し生じ慢性に経過します。日本における罹病率は0.12%で、患者数は13万人と報告されています。喫煙、扁桃炎・齲歯・歯周病・副鼻腔炎・中耳炎などの細菌感染、歯科金属アレルギーなどが原因として関与する症例があります。治療は、禁煙・病原感染の治療や予防、皮疹に対してのステロイド外用・ビタミンD3軟膏が第一選択薬です。
参考文献:清水宏.あたらしい皮膚科学第2版.中山書店.東京.P247~248.2014
今日の治療指針2020.医学書院.東京.P1289~1290.2020

漢方で考える掌蹠膿疱症の原因

中医学においては、原因不明で慢性化した皮膚疾患は、免疫に問題が生じている場合や、からだの中の余分な「湿」や「熱」が関与している可能性が考えられます。

【血熱/けつねつ】
からだの中に余分な熱がこもり、血が熱を持っている状態。食生活やストレスが関係する。

【湿熱/しつねつ】
からだの中に溜まった余分な湿(水分)と熱が合わさっている状態。食べ過ぎ・飲み過ぎも関係する。

【瘀血/おけつ】
血のめぐりが悪く、滞っている状態。食生活やストレス、冷え、運動不足が関係する。

【腎虚/じんきょ】
免疫力や自然治癒が低下した状態。加齢、過労、睡眠不足が関係する。

【脾虚/ひきょ】
胃腸機能が弱っている状態。気が不足しているため、疲れやすく、免疫力が弱っている。

【血虚/けっきょ】
血が不足している状態。循環も悪く栄養が行き渡っていない。瘀血や脾虚も関係する。

掌蹠膿疱症 漢方のアプローチとは?

掌蹠膿疱症の治療では、でている症状を抑える対処療法と、原因を改善して再発しにくい体へ導く根本治療の両面を考える必要があります。

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