来局時61歳 女性 医学的診断:子宮筋腫
主訴)筋腫を小さくしたい
現病歴)5年前の超音波検査で、8~10cmの子宮筋腫がみつかり、以後経過観察している。高血圧でアムロジピン5mg、喘息でステロイド・β刺激の吸入薬を継続中。

漢方医学的所見)
自覚症状)気圧が低いときに頭重がある程度で、食欲・睡眠・便通に異常なし。
他覚症状)舌紫、たまに弦脈

改善結果)自覚症状はないが、子宮筋腫の病名と舌紫から瘀血と考え、高血圧症もあるため冠心Ⅱ号方製剤を服用してもらう(1カ月分約1万円)。4か月目からは半量で継続。
漢方を始めてから1年経過したころに、検査にて子宮筋腫が3㎝程度に縮小。医師にも漢方薬を服用していること伝えたら、ネットで調べられて「良いものだから続けても良い」と言われたとのこと。その後1年近く経過しているが筋腫は縮小したままである。

考察)5年間変化がなかった筋腫が、漢方薬服用して1年近くしてから半分以下に縮小したことから漢方薬による効果があったと考えられる。
子宮筋腫と高血圧症という病名からのみの選薬になったが、自覚・他覚症状がない場合、漢方薬の病名治療も役に立つと思われる症例です。