重症の潰瘍性大腸炎で手術をしなければいけない状態で以前来局された女性です。
病院の治療薬に併用して漢方薬を始めて状態が改善し手術をしなくてよくなり、しばらく漢方薬を休んでいたのですが最近体調が悪いため漢方薬を再開しました。
食欲もでてきて、悪寒発熱の頻度も低下し、長い時間歩けるようになり、脈も安定してきてきました。病院の検査ではCRPが4.73から3.50、Hbが10.7から11.2にやや改善していました。体力がついてきたので、舌が暗紅色でCRPも高いため白芍より活血と清熱涼血作用の強い赤芍に変え、舌に浮腫みがあったため茯苓を加え湿を嫌う脾の回復を早めるようにしました。

早く寛解状態になれるよう漢方薬で後押ししていきます。

55歳 女性 潰瘍性大腸炎と診断され総合病院で薬物療法を受けていました。
最近病状悪化のため入院し、手術を勧められるようになったため漢方相談に来られました。
長期で続く1日5~6回の下痢・血便や厚舌苔は脾虚困湿にストレスで悪化したり弦脈から肝脾不和が起きていると判断しました。
処方内容は補中益気湯合要瀉痛方の煎じ薬と出血がある間は田七人参を加えてもらいました。
1ヶ月服用後に出血や痛みも治まり、検査値もCRP8.04⇒1.54、Hb8.1⇒10.0に改善。
排便回数はまだ多く、舌苔の厚みも続いているため防風から理気止痢を目的に縮砂・木香に変更して2ヶ月服用。
炎症が治まり手術はしなくてもよいと医師から言われたとのこと。
たまに出血があり暗紅舌と久病から瘀血を改善する目的で縮砂・木香から延胡索に変更して2ヶ月継続して終了。