お盆期間中、下記日程で休業いたします。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。

8月10日~15日 休業

8月16日(木)~通常営業  ※17日(金)は定休日です
休業期間中は電話予約・お問い合わせ・注文はできません。
ホームページからのご予約はできます。
※漢方薬の残薬のチェックをよろしくお願いします。

漢方で体づくりをされて待望の赤ちゃんを迎えた方々と、
産後の体調回復や2人目の妊娠に向けたケアで、定期的にお話しする機会があります。

待ち望んだかわいい赤ちゃんですが、実際は慣れない育児に奮闘している真っ最中です。
「あんなに欲しくてたまらなかったのに、こんなに育児が大変だとは思ってもみませんでした」
「睡眠不足で体がしんどくて、この生活がいつまで続くのでしょうか」
妊娠することだけ考えていて、その先を考えていなかった、とよく言われます。
みんなが出来てるから大丈夫なんだろうと軽く考えていたということなのでしょう。

出産で消耗した体をゆっくり休める暇も無く、
昼夜関係なく授乳に追われ、
産後の急激な体の変化に見舞われ
・・・疲労困憊です。

10人に1人は「産後うつ」になると言われています。
産後うつの原因は
①出産のダメージから体が回復していない
②ホルモンバランスの崩れ
③慣れない育児のストレス
④夫や家族との人間関係のストレス
などです。

授乳や産後の育児に備えた体のケアや第二子不妊予防はぜひ妊娠中からから始めてください。
体が良い状態で整っていることで様々なストレスにも強くなります。
赤ちゃんとの楽しい生活は、まずはお母さん自身がよい状態であることです。

  • 産後の回復を助ける(分娩出血・帝王切開出血・悪露の排出)
  • 母乳の出を良くする(お乳は血から作られます)
  • 産後便秘
  • 産後うつ(血の不足で発症しやすい)
  • 産後の抜け毛やシミ
  • 2人目不妊を防ぐ

漢方を上手にとりいれたケアで赤ちゃんとの楽しい生活を応援しています。
妊娠・出産は大量の「血」を消費する大仕事です。
さらに、産後は慣れない育児や授乳・睡眠不足で予想以上に消耗してしまい、疲労困憊してしまう方も少なくありません。
消耗した分はしっかりと補いながら元気に育児を楽しんでいただきたいです。

 

来局時34歳 医学的な不妊の原因:なし
不妊期間5年 一人目
○来局時の不妊治療歴:なし

漢方による原因分析)
○冷え、むくみ、疲れやすい、顎のニキビ、基礎体温などから腎虚
○頭痛、生理痛、感情変化、基礎体温、舌などから瘀血
○便通4日に1回で硬い、目の疲れ、肌の乾燥などから肝血虚

方針)病院の検査では異常なし。漢方で体づくりをして妊娠をめざす。活血化瘀、補腎充精、補血

改善結果)
亀板膠製品と芎帰調血飲加白芍を服用開始。
1ヶ月目、生理痛なくなる。便通2日に1回に改善。高温期が綺麗になる。腎陽をさらに高めるため肉従蓉追加
2ヶ月目、基礎体温2層になってきた。低温期が変動するため牡丹皮を滋腎陰の女貞子に変更
3~9ヶ月目、体調により活血薬を益母草から丹参に変更など途中微調整
10ヶ月目、不妊治療専門の病院で再度検査を受けたところ、子宮内膜炎の診断、抗生剤による治療を受ける。その直後の周期で妊娠し胎嚢・心拍確認。

20代後半から不妊期間5年。化学流産も一度もなく少し焦っているものの、できるだけ自然な形での子宝を授かりたいと希望されていました。漢方薬を始めた直後から基礎体温とくに高温期が安定し、生理痛・便秘など不調も改善し、10ヶ月で自然妊娠されました。

来局時38歳 医学的な不妊の原因:高プロラクチン血症、排卵障害、右卵管閉塞
1人目を希望し2年5ヶ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法1年6ヶ月、人工授精3回

漢方による原因分析)
○冷え、疲れやすい、年齢、基礎体温、舌、尺脈弱などから腎虚
○末端の冷え、卵管閉塞、感情変化、基礎体温、舌などから瘀血
○便通2日に1回、以前クロミッドで便秘になり薬が変更になった、血流計での面積が小さいなどから肝血虚

方針)漢方で体づくりをしながら病院治療を継続。活血化瘀、補腎充精、補血養肝

改善結果)
亀板膠、丹参、当帰製品を服用開始。
1ヶ月目、漢方開始前はザクザクと変動が大きく高温期がわからない状態の基礎体温だったが、漢方薬を始めてすぐに基礎体温が綺麗になりはっきりと高温期がでるようになる。生理前の頭痛はあったが下腹部痛は無くなる。
2ヶ月目、久しぶりに排卵誘発剤(クロミッド)を使用するとのことなので副作用予防で当帰製剤を増量して対応する。
3ヶ月目、プロラクチン値改善のためカベルゴリン中止。以前はあったクロミッドでの便秘など副作用が今回はなかった。クロミッド継続使用で人工授精し妊娠反応陽性、胎嚢確認。

比較的早く3ヶ月で妊娠できました。過去に人工授精を3回失敗しており、次駄目だったら体外受精を検討しようという段階で来局されました。人工授精での妊娠率は回数が増えるほど低下しますが、今回のように病院の治療を継続する場合でも漢方薬を組み合わせて体を整えれば同じ治療でも妊娠しやすくなると実感しました。「漢方薬を始めて本当に良かったです!」といって頂いて私も感謝いたしました。

来局時53歳 医学的診断:膀胱炎
主訴)膀胱炎症状を頻繁に繰り返し病院で猪苓湯の頓服でコントロールしている。できれば膀胱炎を再発しない体質になりたい。
子宮筋腫で3ヶ月前に子宮・卵巣全摘術をしてから症状を繰り返すようになったとのこと。エストラーナテープを使用している。

漢方による原因分析)
「症状による中医診断と治療」によると頻尿の弁証には膀胱湿熱・腎陰虚・腎気不固・肺脾気虚がある。この方は卵巣摘出後からの発症、冷えや疲労時での悪化、足の冷えや沈脈から腎陽虚による腎気不固が原因と分析。

方針)温腎補陽、舌苔が地図状なので最初は健脾も併用

改善結果)
煎じ薬で八味地黄丸料を選び、健脾で黄耆・党参、腎陰を消耗させないよう寒性の利水滲湿薬の車前子を加える。
1ヶ月後頻繁に感じていた膀胱炎の下腹部の違和感がなくなる。黄耆・党参と清熱化瘀の牡丹皮を抜いて補肝腎の枸杞子を加える。
2ヶ月後足の冷えがなくなってきた。車前子を抜いて牡丹皮を加える。
4ヶ月後まで継続し、膀胱炎の再発が治まっているため再診なし。

発症してからの期間が短いため早く結果が出せました。病気の本が腎虚の場合、補腎薬が比較的胃腸の負担になるため健脾をしてから補腎をしっかり続けると漢方薬の効果が発揮しやすいです。

 

 

4~5月と転居等で今までのように来局できなくなった方からお問い合わせが多かったので、改めてご案内いたします。

おかげさまで、さつま薬局鹿児島本店には鹿児島県内全域及び他県(東京・福岡・長崎・熊本・宮崎など)からの相談をいただいております。
遠方のため毎月の来局が難しい方や、転居により来局できなくなった方につきましては、電話・メールなどでフォーローできる体制を整え、継続的に的確な漢方薬の調整や養生指導を行っております。その際は、必ず新住所・連絡先をお知らせくださいますようお願いします。

もちろん、お仕事や上のお子様の都合で毎回の来局が難しい方もご相談ください。

※初回は必ず来局して頂いております。
じっくり時間をかけて体の状態を分析判断し、納得された方のみ漢方薬を購入して頂いております。

来局時34歳女性 病名:円形脱毛症 医学的原因:不明 既往:子供の時アトピー性皮膚炎
○来局時の希望:引越しのためストレスで円形脱毛症が後頭部に1個できた。4ヶ月前から頭皮湿疹で皮膚科にて抗アレルギー剤の内服とステロイド軟膏で治療中。1ヶ月前から円形脱毛症ができたので、漢方薬でできるだけ早く良くなりたい。

漢方による原因分析)
肌は乾燥しやすく元来血虚体質。脱毛前に湿疹があり頭皮の状態が悪く、口唇の瘀班やストレスから瘀血により毛母細胞を滋養できず発症。頭皮の瘀血は生じて間もないため早期に瘀血を改善できれば多発型になることを防げる。
方針)通穴活血、補血は補助

改善結果)
通穴活血湯を基本に煎じ薬で調整。赤芍・乾地黄・桃仁・紅花・酸棗仁・菊花・遠志・党参・黄耆・生姜を1ヶ月服用。脱毛部から新しい毛が生え始める。煎じ薬を継続し、新たに脱毛が生じることもなく、長く治療している頭皮湿疹も9割改善し終了。

※毛母細胞が一時的に何らかの原因によって障害されることで発症し、栄養障害説、遺伝説、ストレス説など考えられているが原因は不明となっている。治療は、ステロイド外用や塩化カルプロニウム外用、難治例では局所免疫療法、PUVA(光化学) 療法、凍結療法などを行う。と西洋医学ではなっている。(あたらしい皮膚科学第2版,中山書店)

中医学では原因は、血熱・瘀血・気血両虚・肝腎不足などから毛根が滋養を受けることができずに、頭髪が抜け落ちるとなっている。治療は原因に合わせた方剤の内服と桂枝、紅花などのチンキ剤を一つ或は複数を交互に外用する。(中医皮膚科学,東洋学術出版社)
当薬局は内服薬のみで肌の異常な状態を体の内側から改善していくことを目標にしている。赤みや痒みがある炎症疾患であれば数日で軽減させていくことを目標にしているが、円形脱毛症の場合は炎症がないため数ヶ月かけて軽減させていことを目標にしている。

瘀血は時間経過とともに排除しにくくなり、更に脱毛部が広がっていく。今回のように、発症してすぐに瘀血に対処できると症状の回復が早くなる。

 

来局時41歳 医学的診断:子宮筋腫
主訴)7年前に子宮筋腫が見つかり経過観察してきた。年々大きくなり8~10cmが2個あるため手術を勧められた。できれば漢方薬で手術をしないですむようにしたい。

漢方による原因分析)
子宮筋腫は、瘀血もしくは痰湿が原因の場合が多い。体調や渋脈から瘀血が主な原因と分析。

方針)活血化瘀

改善結果)
煎じ薬で甲字湯を選び、血虚が少しあるため補血の当帰に塊を減らすために破血消腫の三稜莪朮を加える。
1ヶ月毎に便通や体調で生薬の割合を変え漢方薬開始3ヶ月後病院で検査。
筋腫2個は6~8cmに縮小し手術せず経過観察でよいと診断された。
子宮筋腫が小さくなり、体調も良くなったと相談者からとても喜んでいただいた。

同じ病名でも体質は様々であり、同じ処方でも体質に合わせて生薬を加減することでしっかりと結果が導きだすことができます。
子宮筋腫は閉経まで大きくなるので、今後も大きくならないように体のバランスを整えていくことが大切です。

 

 

この度、田之上晃ブログをリニューアルして「授かるための子宝ブログ」としてスタートします。

ありがたいことに漢方の力で妊娠しやすい体づくりを目指す人がずいぶん増えてきました。
HPへのアクセスやお問い合わせも以前よりグンと多くなっています。

けれど、もっと体づくりの大切さを周知していきたいと思っています。

「~で妊娠できる」とか
「~したらダメらしい」とか
あらゆる情報がたくさん入ってきて混乱してしまっている方や、間違った方向へ進んでしまいかえって遠回りとなっている方も少なからずいます。

そんな不妊でお悩みの方々の強い味方になるべく、不妊漢方相談に特化した薬局として役立つ確かな情報を発信していくつもりです。

妊娠・出産にはタイムリミットがあります。

一人でも多くの方に体づくりでチャンスを掴んで欲しいです。

 

 

 

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