来局時の状況)

28歳 医学的な不妊の原因:多囊胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮筋腫
妊娠を希望して1年 一人目希望
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法10ヶ月、人工授精2回

漢方による原因分析)

○冷え、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)、基礎体温などから腎虚
○生理痛、頭痛、子宮筋腫、経血の塊などから瘀血
○乾燥肌、動悸・息切れ、良く夢を見る立ちくらみ、睡眠時に目が覚めるなどから血虚
生理前の下腹部痛、頭痛、イライラしやすいなどから肝鬱
方針)病院治療を一旦お休みして、漢方で3~6ヶ月をめどに体づくりをしてから治療を再開する予定。

改善結果)

牡蠣肉製品と丹参製剤を服用開始。
1~3ヶ月目、徐々に基礎体温が良くなってきた。
4ヶ月目、治療を休んでいる周期に自然妊娠、その後胎嚢確認。

まとめ)

多囊胞性卵巣症候群(PCOS)で生理周期が不規則な方でした。漢方薬を始めてからは、周期が長めではあるものの高低差のある良い基礎体温になってきました。
来局前にタイミング療法10ヶ月・人工授精2回しても妊娠できなかったのが、漢方を開始して4ヶ月目の治療を休んでいる周期に自然妊娠することができました。「漢方のおかげです」と喜んでいただけて嬉しかったです。