さつま薬局の子宝相談では、植物由来のオーダーメイド煎じ薬と動物由来の漢方薬を処方しています。なかでも牡蠣肉エキスを主成分としたさつま薬局オリジナルの「氣宝珠」は、妊活中から妊娠中まで多くの方にお飲みいただいています。

この「氣宝珠」は、2018年から独自の漢方サプリメントとして販売し始めた商品です。
そもそも鹿児島本店は、2016年新たに漢方専門薬局としてスタートし、オーダーメイド煎じ薬に力を注いでおり、このような漢方サプリメントを独自に作って販売しようという気持ちは全くありませんでした。ですので当初は動物性漢方薬は、既存の漢方商品の中でこれはというものを使用しておりそれで実績もでていました。

では、なぜわざわざ独自の漢方サプリメントを作ろうと思ったのかというと、、、

子宝相談に来られる方の多くが、自分なりに選んだサプリメントをすでに飲んでることに気付いたからです。もちろんそれらのサプリメントを否定するつもりは全くありません。ただ、妊活を取り巻く環境は情報過多であり、何が本当に必要であるのかをきちんと判断するのはとても難しいと感じます。
実際に、どうして選んだのか聞いてみると、インターネットや雑誌などで「芸能人に紹介されていたから」とか、「初回キャンペーンでお得だったから」とか、決して安くはない金額を費やしています。芸能人の紹介や雑誌掲載されているということは、広告費やパッケージデザインなど相当なコストがかかるわけで、その分は商品価格を高くしたり原料等コストを削る必要があります。相談時にサプリメントの話になり、それなりの金額のものを飲んでいたようだがそれに見合う効果が感じられないな、と思うことが少なくありませんでした。一方で、金額は高くても確かな品質のものを選ばれている方は、子宝相談に来られた時点で体づくりのベースがある程度できていて、短期間で妊娠することができています。

漢方相談に来る来ないに関係なく、妊活のためにサプリメントを始めるのであれば、
「体づくりのベースとなるようなきちんとしたものを選んで飲んで欲しい」
「広告費やパッケージデザインなどできるだけ無駄なコストをかけずに原料や製法など製品自体にこだわったものを飲んで欲しい」
「良いものであり、続けやすいように価格もなるべく抑えたものはないのか」
そんな思いを抱くようになったのです。

 

「病院検査でAMHが低いと言われた。妊娠しにくいのではないかと気持ちが焦っている」という相談をよく受けます。

AMHとは、抗ミュラー管ホルモンの略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを判断するための検査値です。この値は年齢の影響をうけますが、個人差も非常に大きいです。不妊治療においては、AMHの数値で治療に対しての大まかな成果の予測や、平均より早く閉経するかなど現時点での卵巣の状況をある程度評価することができます。

ここで、誤解しないで欲しいのが、AMHの値は卵胞の数を評価するもので、卵子の質を評価するものではありません。ただAMHの値が高ければ卵胞数が多いので、体外受精などでは卵子が多く採取できることが予想され、妊娠率が高まるとも言えます。一方で、AMHの値は直接妊娠率を予測するものではないことも理解しておいてください。おおまかにまとめると、AMHは

  1. 妊娠率と直接の関係はない
  2. 年齢とともに低下していく
  3. 個人差が非常に大きい
  4. 低いと卵が出来にくいことがある
  5. 高すぎる場合は卵巣過剰刺激症候群(OHSS)など注意が必要

ということです。
でも病院で、「実年齢より数値が低い」とか「閉経間近の数値である」などと言われたら、焦る気持ちがでるのは自然なことだと思います。残念ながら漢方でAMHを高くすることはできません。ですが、AMHが閉経間近の数値の方でも妊娠した方はいらっしゃいます。大事なのは卵の数より質です。そもそも質が良くなければ、数があろうがなかろうが妊娠することはできません。

さつま薬局ではこれまでAMHが低いとお悩みの多くの方が妊娠されています。妊娠された時は、体づくりを始める前より年齢を重ねているので理論上はAMHは低下しているはずです。それにもかかわらず多くの方が妊娠・出産することができたのは体の機能や卵の質にアプローチして妊娠力を高めた結果だと思います。

AMHが低い漢方での妊娠例→妊娠報告・AMH低い

「体づくりってどんなことをするんですか?」
と質問されることがよくあります。
何か特効薬を飲んで、妊娠する力をつけると思っている方もいますが、そうではありません。
 
ざっくり言うと、
「自分の妊娠力を上手に引き出してあげること」です。
皆さんは自分の体と向き合っていますか?

よく体外受精を何度しても妊娠できない方が、「自分がとても妊娠できるとは思えない」と言われます。不妊治療に一生懸命になるあまり、これ以上妊娠する為にどうすればいいのかわからないと思われているようです。

女性は誰でも妊娠して出産する力を持っています。ですが、様々な理由でその力を発揮出来ていないのが不妊状態です。
 
「不妊治療をしても妊娠できない=体づくりのスタートラインに立ったほうがいいよ=まだまだすること結構あるよ」
 

受精・着床するために、妊娠・出産するためにもっとも大切なことは何でしょうか?
今のままの体の状態で治療を続けて結果が大きく変わるでしょうか?

体づくりは、漢方的な見地で、妊娠する為に不足しているものを補い、余分なものを取り除き、巡りの良い状態を目指すことです。漢方薬と養生で不妊状態から抜け出すアプローチをして、妊娠力を上手に引き出してあげることです。

今あなたの体に起こっていることは結果であって、原因はすべて自分の過去によるものです。裏を返せば、これからの過ごし方でいくらでも体は良くなっていくし、これまでは自分の本来の妊娠力を引き出せていない状態で治療をしてうまくいかなかっただけだということです。
まずは、自分の状態(生理・基礎体温・便通・睡眠・疲労度など・・・)を把握し、もし身体に起きている不調があるなら、何かのシグナルです。体の状態を無視して突き進むも、今一度チェックして改善するも自分次第です。
体づくりはセルフケア・セルフメンテナンスです。
病院で出来ないことは自分で取り組んでいくしかありません。
「まさか自分が結婚して子供を望むなんて思ってなかった」
 
という30代後半~40代以降の方のご相談が結構多いです。
 若いころから仕事を頑張られて、なかなか良い相手が見つからず、
結婚はもうしないでいいと思っていたところ、
予期せぬご縁に恵まれ結婚し、
真剣に妊娠を考えることになったという、現代女性ならではです。
 
また、若いうちは子供を持つ決断を自然に委ねたいという人も多いです。
妊娠は積極的に望まないけれど、避妊をするわけでもない。
「もし妊娠したら、その時は子供を産もう」という感じです。
そういう考えもありだし、悪いことではないです。
 

でも、いざできないとわかったときに後悔しないように、自分の中でリミットを意識しておいた方がいいと思います。
体の準備は一朝一夕では出来ません。
もう一度自分に問いて、諦められないと思ったら早めに体の準備をしておいてください。

「いつかママになりたい」
「欲しいと思ったときにスムーズに赤ちゃんを授かれるように、体を整えて準備しておきたい」

漢方で今から取り組める、体づくりしませんか?
不規則な生活や食事が続いている方、慢性的な疲れや不調がある方、
また、生理不順や生理痛がある・月経前症候群(PMS)など気になる症状がある方。

飲みやすく続けやすい漢方薬を予算に合わせて提案しています。
体を整えて不調が改善されると気持ちも前向きになりますよ。

お気軽にお問い合わせください。

漢方で体づくりをされて待望の赤ちゃんを迎えた方々と、
産後の体調回復や2人目の妊娠に向けたケアで、定期的にお話しする機会があります。

待ち望んだかわいい赤ちゃんですが、実際は慣れない育児に奮闘している真っ最中です。
「あんなに欲しくてたまらなかったのに、こんなに育児が大変だとは思ってもみませんでした」
「睡眠不足で体がしんどくて、この生活がいつまで続くのでしょうか」
妊娠することだけ考えていて、その先を考えていなかった、とよく言われます。
みんなが出来てるから大丈夫なんだろうと軽く考えていたということなのでしょう。

出産で消耗した体をゆっくり休める暇も無く、
昼夜関係なく授乳に追われ、
産後の急激な体の変化に見舞われ
・・・疲労困憊です。

10人に1人は「産後うつ」になると言われています。
産後うつの原因は
①出産のダメージから体が回復していない
②ホルモンバランスの崩れ
③慣れない育児のストレス
④夫や家族との人間関係のストレス
などです。

授乳や産後の育児に備えた体のケアや第二子不妊予防はぜひ妊娠中からから始めてください。
体が良い状態で整っていることで様々なストレスにも強くなります。
赤ちゃんとの楽しい生活は、まずはお母さん自身がよい状態であることです。

  • 産後の回復を助ける(分娩出血・帝王切開出血・悪露の排出)
  • 母乳の出を良くする(母乳は血から作られます)
  • 産後便秘(授乳により水分や潤いが不足しやすく便秘しやすくなります)
  • 産後うつ(出産や授乳による血の不足が影響しやすい)
  • 産後の抜け毛やシミ(出産や授乳による血の不足が影響しやすい)
  • 2人目不妊を防ぐ(産後の体の回復ケアが重要です)

漢方を上手にとりいれたケアで赤ちゃんとの楽しい生活を応援しています。
妊娠・出産は大量の「血」を消費する大仕事です。
さらに、産後は慣れない育児や授乳・睡眠不足で予想以上に消耗してしまい、疲労困憊してしまう方も少なくありません。
消耗した分はしっかりと補いながら元気に育児を楽しんでいただきたいです。

 

男性の不妊症に対しては、有効な西洋医学的治療法が確立されていません。
男性不妊の場合、これといった自覚症状もなく、病院からの漢方薬を服用されていらっしゃる場合もありますが、ほとんどの方は効果を実感していません。

ですが、これまでの経験から漢方は男性不妊と相性が良いと思います。
ただし、その方に合った効果の高い生薬を選んで使うことが重要です。
精子濃度・運動率を改善したいということであれば、比較的短い期間で数値を改善できる場合が多いと思います。
男性の場合、女性の妊娠のメカニズムほど複雑ではないので、費用も女性に比べると少ないことがほとんどです。

【35歳精子濃度・運動率が低く、顕微授精を3回するが上手くいかない】

なるべく短期間で成果をだす為には、積極的に動物性生薬を使用します。
この相談者には、中国で生殖機能減退改善に使用される漢方を日本人の体質に改良した漢方薬を服用してもらい、加えて生活上の養生をアドバイスをしました。
約2ヶ月後に再検査したところ、
精子濃度⇒約5倍
運動率⇒約3倍
に改善しました。
その後の顕微授精でグレードの良い受精卵ができ、妊娠されました。

 

【41歳 主治医から不妊治療の中止を検討するように言われたが、漢方薬で体を整え妊娠】

来局時40歳 不妊期間9ヶ月 AMH0.31 
不妊治療歴)タイミング療法5回 体外受精を予定している

漢方薬を始めてすぐに体外受精を開始。採卵するも異常卵などで受精卵ができない。
AMHが低く、良い卵が採卵できない状況から、主治医からは不妊治療の中止の提案あり。
ご夫婦の意向で再度採卵するが未熟卵、授精できず。
一旦不妊治療をやめて、約3ヶ月間漢方薬服用のみとし、体を整える。
治療を再開し、3回目の採卵の結果、4個採卵でき、分割胚2個(共にグレード1)と胚盤胞2個。子宮の状態が良くそのまま新鮮胚移植し、妊娠反応陽性。その後、胎嚢・心拍確認。

この方はAMHが低く(閉経間近の数値)、主治医からは不妊治療の中止の提案され、妊活を続けるかを迷っていました。
初回漢方相談で体づくりは1年位かかるという気持ちで・・と伝えていたことから、焦らずに体づくりに取り組みました。
結果、年齢は重ねたものの自分の持っている妊娠力を引き出し、11ヶ月で妊娠されました。

検査値や年齢は妊娠力の一つの指標ではあります。
ですが妊娠力は総合力です。
治療で解決できないところも、自分の力をうまく引き出してチャンスを活かすことができた例だと思います。

 

いきなりですが、みなさんは毎日心穏やかに過ごしていますか?

もちろん日々生活する中で誰しも喜怒哀楽はあると思いますが、

  • 人よりストレスを感じやすい性格である、とか
  • ストレスフルな環境で生活されている

というのであれば、妊娠しにくい原因のひとつです。

しかも、不妊が長引くとそれだけでストレスです。
毎月の生理も、
基礎体温を測るのも、
不妊治療で通院するのも
あれこれストレスになります。
不妊が原因でご主人との関係も上手くいかなくてストレスを感じることもあるでしょう。

最近の不妊相談は、体外・顕微授精で失敗を繰り返したあとに、新たな方法を模索して漢方を始められる方が多くの割合を占めるようになりました。
長引く治療のストレス、タイムリミットからくる焦り、周囲からのプレッシャー
など大変な思いをされています。

日本人は、とくに女性は我慢強いです。
でもストレスを甘くみてはいけません。
ストレスによるバランスの崩れは妊娠しにくい原因になります。
なぜなら、生殖機能というのは体のいろんな機能の中でいちばん後回しになってしまうからです。

ストレスが溜まりやすいと、自律神経のバランスが悪くなり、脳は本能的に危険と感じて、生命活動で優先順位の低い生殖機能は後回しになります。
その結果、女性ホルモンが減ったり生理が乱れたりというような影響を受けます。

心と体は一心同体です。
まずはストレスを溜め込まない。
と同時にストレスに強くなるように体をしっかり整えておく必要があります。

出産したら、いつも寝不足でいつも疲れている生活が当たり前です!
多少のストレスでびくともしないような体を作りましょう。

 

そもそも、「体外受精」は、体外受精以外では妊娠成立が不可能と考えられる方に使用される技術です。

  • 卵管閉塞などの卵管に問題がある
  • 排卵障害
  • 精子に問題がある
  • 抗精子抗体など免疫学的問題がある
  • 原因がはっきりしないが妊娠に至らない(原因不明不妊・機能性不妊)

現在体外受精の適応でもっとも多いのは原因不明不妊です。
ですが、原因不明というのは正しくありません。
正確には、「原因をはっきりさせる検査がない、現時点で医学的な検査ではわからない」ということです。

じつは、日本の体外受精件数は圧倒的多さで世界一です。
こんなに体外受精が行われている国は他にはないというくらい多いです。

しかし、
1回の採卵あたりの出産率は世界最低。
世界平均のわずか1/3程度しかない。(世界平均は約20%に対し日本は6~7%)
日本では結果のでない体外受精が膨大に行われているという現実があるのです。

原因不明不妊の場合、不妊治療は治療と言っても実際には何かを治すわけではなく、治療の積み重ねによる改善もないです。
治療がどうのこうのと言うつもりは一切ありません。
けれど、治療を受ける側も不妊治療についての考えを整理して、努力が実る人が少しでも増えるようになって欲しいなと思います。
何度も体外受精を失敗してきた方が、体づくりして自然妊娠したり、体づくり後の体外受精でうまくいったりされるのを目の当たりにして、心身の負担や経済的負担の大きい治療は、なるべく少ない回数で成功するように準備をすることは必要であると思います。
限られた時間とチャンスを活かすために。

 

先のブログリニューアル一回目で「漢方で一発逆転はない」の記事を書きました。
これは、漢方は素晴らしいものですが魔法の薬ではなく、あなた自身が妊娠力を上げていくサポートをする役割だと伝えたかったからです。
ですが、実際は漢方開始1~3ヶ月で授かった方や、もう無理と諦めかけていた方で授かった方も結構いらっしゃいます。
どんな方が一発逆転で授かることができたのか、少し紹介してみたいと思います。

31歳 不妊期間3年 多嚢胞性卵胞症候群 
不妊治療歴)タイミング療法6回 人工授精4回 ステップアップして体外受精を検討している
→漢方薬を始めた翌月に妊娠

不妊期間が数年になる方が、漢方薬開始わずか1ヶ月目で妊娠されることは時々あります。このような話を聞くと漢方薬は魔法の薬のように思えますね(笑)
この方は妊娠力があと少しのところで上手くいかず、足踏み状態が続いていたのです。この場合、漢方薬で少し後押ししてあげることで体が妊娠できる状態になります。
不妊期間が3年と長かったので、体外受精を検討されていましたが、自然に授かることができました。妊娠力が足りない場合は、治療のステップアップだけで解決するのは難しいです。