門脈圧亢進症の原因の90%は肝硬変といわれています。
症状は、腹水、腹部が腫れて内出血をおこす、脾臓の腫れ、血小板数の低下などがあります。また門脈圧が亢進することで、食道・胃の静脈瘤が破裂し大量の出血を起こすことがあります。

ご相談者は病院の治療を続けていても腹水のたまり方が変わらないので、少しでも腹水をたまらないようにするために漢方薬を希望されてこられました。

利水化瘀の生薬の組み合わせです。
ただの利水のみだと腹水の対処療法になってしまいます。
なぜ腹水がたまるかというと、肝臓のつまりから血液の流れが悪くなっていることが原因です。
つまり瘀血を取り除く活血化瘀の生薬使うことで腹水の原因を解決し、今後たまりにくくしていきます。

漢方治療で大切なことは、対処療法と原因療法を組み合わせる=標本治療を行っていくことです。

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70代女性で夏場でも背中に冷えを感じ、太腿の内側の痛みでお悩みとのことでした。
病院の検査では異常が無く、老化が原因とのことでした。
出産後から冷え症で悩むようになったとのことで、結構長い期間のお悩みです。

痛む場所を確認したら肝の経絡に沿っていたので、肝経の袪寒が得意な処方を選びました。それに、熟地黄など補腎の生薬を足しています。
服用後の変化を見て、今後細かい生薬の調節をしていきます。
できるだけ早くお悩みが改善できるよう頑張ります。

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卵が育ちにくい方のための漢方処方です。
服用して1ヶ月、排便状態が改善されないとのことなので調整しました。
血虚腸燥による便秘がある方なので、補血、補腎精のための生薬を追加しました。
これでより体質に合った処方になると思います。
妊娠しやすい状態の基本は、快眠・快便・快食です。

 

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漢方の本場中国の方がご相談に来られました。
慢性咽頭炎と更年期障害で病院にしばらく通っているが良くならないとのこと。
現在、病院から高血圧薬とアレルギーの薬、加味逍遙散と加味帰脾湯をもらっていらっしゃいます。
「日本の病院で薬をたくさんもらっているけど、良くならないので中国に戻って治療するかも」と言われていましたがたまたまご近所にお住まいで漢方相談に来られました。

この方は腎陰虚があり、痰を形成して、虚実狭雑のちょっと難しい状態になっていました。
ご相談者は中医学の知識もある方で、全身症状、舌、脈などから何故今のような症状がでているか説明したところ、よく理解され満足されていました。
今回は補陰、去痰の処方を15日分お渡ししました。今後様子をみて、生薬を加減しながらお悩みを解決していきたいと思います。