来局時36歳 医学的な不妊の原因:右卵管閉塞、左卵管狭窄
2人目を希望し4年
○来局時の不妊治療歴:顕微授精2回

漢方による原因分析)
○冷え、白髪、基礎体温などから腎虚
○ひどい便秘、生理前から乳房や下腹部が張って痛い、生理痛、経血の塊、卵管閉塞、基礎体温などから瘀血

方針)2人目を希望してから3回移植して2回妊娠して流産しているため、流産しにくくなるように、活血化瘀、補腎充精で体づくりをしてから凍結胚を移植する。

改善結果)
牡蠣肉・亀板膠・丹参・当帰製品を服用開始。
2ヶ月目、便通がやや改善。便秘がひどく病院からの酸化マグネシウム(緩下剤)を服用していたが錠数が減った。子宮内フローラの結果も悪く、病院からのサプリメントを併用してる。緩下剤を服用しなくてもよい状態を目指す。処方は当帰製品を2.5倍に増量。
4ヶ月目、便通やや改善するもまだ緩下剤が必要、子宮内フローラ・ラクトバチルス菌が0.1→13%に改善するがまだ少ない(90%以上で妊娠率や出生率が改善する報告あり)。当帰製剤を3.75倍量に増量して3ヶ月継続。
6ヶ月目、便通が改善しないため、当帰製剤を5倍量に増量。
7ヶ月目、便通が改善し、緩下剤不要となる。また、子宮内フローラ・ラクトバチルス菌が13→99.8%に改善(90%以上で妊娠率や出生率が改善する報告あり)。次周期に凍結胚移植予定となる。
8ヶ月目、移植予定であったが体調を崩し延期となる。同処方を継続。生理が来ないため受診したところ、自然妊娠しており胎嚢を確認。流産予防のため漢方継続し、その後心拍確認。

以前にさつま薬局の漢方で妊娠された方からのご紹介で来局されました。採卵は問題なくできるものの、移植で流産を2回経験されていました。そのため、治療を続ける前に体を整えようと漢方を始められました。卵管閉塞があり、一人目も体外受精だったので、産婦人科の先生から「自然妊娠できたのは奇跡だ」と言われたとのこと。私達もとても驚きました。体外受精であっても、自然妊娠と同じく余力のある体の状態を目指すことが大切です。余力がある体とは漢方的にバランスのとれた健康な状態です。本来は卵管が塞がって体外受精・胚移植が必要なはずですが、漢方で余力がある状態を作ることで通りにくい卵管が改善され自然妊娠できることを示唆している症例です。

 

来局時39歳 医学的な不妊の原因:卵巣嚢腫、潜在性高プロラクチン血症、AMH0.34ng/ml、卵巣機能低下(FSHが高い)
1人目を希望し4年
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法6ヶ月、人工授精1回、顕微授精2回

漢方による原因分析)
○体の冷え、足のむくみ、腰痛、首筋のこり、膀胱炎になりやすい、採卵の個数が少ない、舌、基礎体温、年齢などから腎虚
○頭痛、肩こり、ひどい生理痛、舌、基礎体温などから瘀血
○よく汗が出る、胃がもたれる、便秘、疲れやすい、目の疲れ、子宮内膜が薄い、舌、脈から気血両虚

方針)漢方をしばらく続けてから顕微授精をする計画。活血化瘀、補腎充精、補気養血。

改善結果)
漢方製品を組み合わせて服用開始。まもなく生理時に鎮痛剤を飲まないで過ごせるようになる。
6ヶ月後、1回目の採卵。8分割胚(グレード2~3)を1個凍結。
8ヶ月後、脈弱が改善されないため煎じ薬(種子方加減)と亀板鼈甲製品に切り替える。
10ヶ月後に凍結胚移植⇒陰性。
13ヶ月後、2回目の採卵。1個採卵でき授精したが分割が止まる。動物性生薬を紫河車製品と牡蠣肉製品に変更。ご主人も漢方薬の服用を始める。
16ヶ月後、3回目の採卵。2個採卵でき8分割胚(グレード1)と胚盤胞(4BC)を凍結。AMHが低いのでひき続き採卵することに。
19ヶ月後、4回目の採卵。1個採卵でき授精するも分割停止。採卵は中止して移植をすることに。
22ヶ月後、凍結胚移植⇒妊娠反応陽性、その後胎嚢心拍確認。
23ヶ月~出産まで、流産予防の安胎処方を継続。→男の子を出産されました。

30代から数年間不妊治療をして、40歳になるタイミングで漢方薬を始められました。来局以前から顕微授精をされていましたが、AMHが低く、採卵が難しい状況でした。年齢やAMH低いなどで焦る気持ちもあったと思いますが、地道にこつこつと体づくりを頑張って、漢方薬で22ヶ月かけて無事妊娠されました。悪い条件ながら諦めずに努力を続けた結果です。
AMHが低い場合でも、体を整え自身の妊娠力を上手に引き出してあげることで、限られたチャンスを活かすことが大切だと思います。

来局時31歳 医学的な不妊の原因:特にない、不育症の検査も異常ないが、やや双角子宮である
不妊期間2年2ヶ月 一人目
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法5ヶ月

漢方による原因分析)
○冷え、むくみ、疲れやすい、基礎体温などから腎虚
○頭痛、生理痛、感情変化、基礎体温、舌、便通2,3日に1回、血流計などから血虚による瘀血

方針)病院治療の前に2回妊娠して2回とも早期流産しており、生理痛や頭痛で月10回程度鎮痛剤を飲んでいるので、まずは活血化瘀を中心に補腎充精をしていく。病院治療は休んで体づくりでの妊娠を希望。

改善結果)
亀板膠製品と折衝飲の基本処方に加減した煎じ薬を服用開始。
1~3ヶ月目、鎮痛剤の服用回数が半減(月5回程度)。その他の不調も改善しているので、補腎疏肝にポイントをもっていく。延胡索を中止し、党参・香附子を追加。亀板膠製品を牡蠣肉製品に変更。
4ヶ月目、頭痛で鎮痛剤を服用することもほとんど無くなったので、より活血から補う方向とする。桃仁・紅花・赤芍から茯苓・生姜・大棗・桂枝・白芍に変更。2週間後妊娠陽性反応。その後、順調に胎嚢・心拍確認。流産予防の安胎薬を継続。⇒元気な女の子を出産されました。

5ヶ月の病院でのタイミング療法治療で妊娠しなかったのに、漢方薬で体づくりをして妊娠できたことに本人はビックリされていました。
また、2回妊娠しても8週と9週で流産していたため本人は赤ちゃんが産めないのではと不安だったようです。妊娠後も漢方薬を続け過去の週数を超えて21週目に改めて「漢方薬のおかげ」と話されてました。
2回連続の流産から反復流産や不育症に入ります。双角子宮も不育症の原因になり、漢方薬で子宮の形態を変えることは出来ませんが女性が本来持つ妊娠を継続するための力を引き出すことで流産を防ぐことが出来ると考えています。
原因不明不妊の場合、漢方薬で妊娠する方向に体を整えることが大切です。漢方薬は毎日続けていくことで少しずつ妊娠するための体力をつけていきます。そのため、妊娠力が不足して原因不明不妊となっている場合は、最適な漢方薬と養生で体を変えていくのが一番の近道です。→元気な女の子を出産されました。

来局時35歳 医学的な不妊の原因:潜在性高プロラクチン血症 一人目を希望して1年5ヶ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法5ヶ月

漢方による原因分析)
○冷え・むくみ、耳鳴り、排卵前オリモノの変化がない、基礎体温などから腎虚
○頭痛、末端の冷え、動悸、感情面、舌、基礎体温から肝鬱瘀血

方針)養血化瘀、補腎
病院治療の効果を高めるための体づくり希望。肝腎を補い妊娠力をつける亀板膠製品と養血化瘀疏肝で芎帰調血飲を基本処方で安神活血の丹参を加える。

改善結果)
1~12ヶ月目、基礎体温と体調を見ながら煎じ薬を調整し継続。パートナーの精子数が少なく運動率が悪いため人工授精を数回試みるも陰性。
13~14ヶ月目、動物生薬を牡蠣肉製品に変更、煎じ薬を調整がながら継続。
15ヶ月目、人工授精で妊娠反応陽性、胎嚢・心拍確認。

パートナーの精子数や運動率に問題があり、人工授精が必要なご夫婦でした。ご主人も漢方薬を飲んでいただきました。医師からは人工授精では厳しいかもと言われていましたが、体外受精をすることなく妊娠できました。期間かかりましたが、夫婦2人で協力して漢方薬で体づくりすることで妊娠に繋がったのだと考えています。→元気な男の子を出産されました。

来局時34歳 医学的な不妊の原因:なし
2人目を希望し1年1ヶ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法7ヶ月、人工授精4回

漢方による原因分析)
○足の冷え、足のむくみ、疲れやすい、経血量少ない、肌の乾燥、口渇、便秘、寝汗、舌苔無、基礎体温などから腎虚(陰>陽)
○冬の手先の冷え、経血の塊、生理前のイライラ、舌、基礎体温などから瘀血

方針)漢方で体づくりをしてから体外受精をする計画。活血化瘀、補腎充精、午前中胃もたれや舌苔無のため健脾と一人目の時は高プロラクチン血症のためカバサールで自然妊娠したとのことなので疏肝も少し足す。

改善結果)
芎帰調血飲加白芍竜眼肉人参鶏血籐の煎じ薬、牡蠣肉製品を服用開始。
2ヶ月目、便まだ硬いため当帰増量、地骨皮を加える。
3ヶ月目、便通、寝汗改善してきたので同処方継続し、ショート法で採卵し2日目の新鮮胚移植にて陽性、その後胎嚢確認。
また、採卵した15個うちの13個が体外受精と顕微授精にて受精し、使用しなかった卵のうちAAを含めて4BB以上の良好胚盤胞を8個凍結した。

舌暗紅無苔で陰虚が強いため通常人参ではなく党参を使用するが、舌裏は淡紅であったのと寒い時期であり足の冷えがあったため、一緒に使う牡蠣肉との相性も考慮し人参を選薬した。また人参による陽の上亢を防ぐため健脾作用もあり心血を養う竜眼肉を加えていたが、症状から結局陰虚熱を冷ます地骨皮を加えることで体のバランスが改善された。比較的短期間の漢方薬の使用ではあったが、受精卵から胚盤胞まで到達する割合やグレードの良い良好胚の割合が高いことから、体外受精・顕微授精の治療効果に漢方薬が寄与している思われる。今後も舌診では表と裏の色、処方では生薬同士の効果を高めたり、副作用を防ぐ対薬を選び科学的な漢方薬の使い方を追求したいと思います。

来局時43歳 医学的な不妊の原因:高プロラクチン血症、
2人目を希望し6ヶ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法2ヶ月、体外受精2回、顕微授精1回(3回目の凍結胚移植で妊娠するが心拍停止)

漢方による原因分析)
○冬場の足の冷え、腰痛、年齢などから腎虚
○子宮内膜ポリープ(切除済み)、紅紫舌などから瘀血

方針)漢方で体づくりをしてから凍結胚移植をする予定。体質を判断するための所見がは少ないが、体外受精などで使用するホルモン剤など生じやすい瘀血を排除し、消耗した腎精を補充し陰陽のバランスを整えることで移植は胆への子宮の適応力を上げ妊娠率の改善を目指す。

改善結果)
芎帰調血飲加白芍・三稜・莪朮・桂皮の煎じ薬、牡蠣肉製品と紫河車製品を開始。
3ヶ月目、以前より疲れにくく過ごせているが軟便がつづいているため三稜・莪朮など活血薬を減らし、黄耆・人参・山薬・補骨脂など健脾補腎陽薬追加して継続。
5ヶ月目、移植前の周期で牛膝・紅花を追加。
6ヶ月目、煎じ薬は十全大補湯減当帰去地黄加枸杞子・杜仲・続断・補骨脂・香附子。便が緩くなりやすいので地黄の代わりに枸杞子、当帰を1gに減らした。服用3週目に凍結胚移植。
7ヶ月目、判定前。着床障害を防ぐため活血薬の丹参を少量追加。妊娠陽性反応、その後胎嚢確認。

初診時、脈は有力の遅脈であった。この場合証は実寒証であることが多いのだが、相談者は実寒証を示す所見がなく、真逆の証の傷寒論陽明病かといえば胃実熱である症候の便秘や手足の多汗もないため、脈証以外で判断していった症例であった。高強度の運動をしているわけではないのでスポーツ心臓も考えにくく、気滞血瘀により気の推動作用が抑えられたことによる遅脈と考えた。不快な体調は余りない方でも瘀血を改善する生薬を使うことで、高齢でも妊娠できたことから、凍結胚移植においても活血薬を適切につかうことで妊娠率の改善が見込めると考える。

来局時30歳 医学的な不妊の原因:潜在性高プロラクチン血症 一人目を希望して2年
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法4ヶ月

漢方による原因分析)
○足・下腹部の冷え、オリモノの変化(-)、子宮頸部異形成、アレルギー疾患、腎炎の既往、基礎体温、脈などから腎虚
○頭痛、生理前後のニキビ、感情の起伏、左卵管高度狭窄、生理痛、血塊、舌、基礎体温などから瘀血
○睡眠中目が覚める、口渇、ふくらはぎがつる、血流計から血虚

方針)補腎養血、活血化瘀の漢方と効果を高める養生法を提案。

改善結果)当帰製剤、丹参製剤、牡蠣肉製品、水蛭製品をD12から開始。病院の内診で卵胞はまだ小さい。普段生理周期が25~26日だが、D29でも高温期が続いていたため妊娠検査にて陽性反応。水蛭製品のみ中止。1週間後に胎嚢確認。以降安胎の処方を継続。

漢方薬を開始する以前の基礎体温は高温期への移行がダラダラと数日かかっていた。服用開始後すぐ高温期へスムーズな立ち上がり、その後安定した高温期が継続し妊娠した。この方は、排卵や卵管采による取り込みがリズムよく機能していなかったのかもしれません。漢方薬を多めに使うことで一気に妊娠のするための機能があがったことが短期間での妊娠に繋がったと思います。

妊娠力は総合力です。数年間不妊だった方が漢方薬を開始直後の周期に妊娠されるというのは、珍しくありません。全ての歯車がかみ合ってうまく機能し始めるとあっという間に結果が出ることもあります。→元気な男の子を出産されました。

来局時34歳 医学的な不妊の原因:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
不妊期間10ヶ月 一人目希望
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法5ヶ月

漢方による原因分析)
○疲れやすい、顎のニキビ、腰痛、基礎体温、PCOSなどから腎虚
○末端の冷え、感情変化、基礎体温、舌などから瘀血

方針)病院から治療のステップアップを勧められているので、漢方で体づくりをしながら病院治療をしていくことに。活血化瘀、補腎軟堅で排卵しにくい体質を改善していく。

改善結果)
亀板膠製品と芎帰調血飲加白芍女貞子杜仲を服用開始。
1~7ヶ月目、季節や体調に合わせて調整しながら漢方を継続。
8ヶ月目、弱かった脈が力強くなる。その周期で妊娠陽性反応、その後胎嚢確認。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のため排卵しにくい体質を漢方でカバーしながら、排卵誘発剤を使ってタイミングをとって妊娠することができました。漢方薬と養生をこつこつと続けられて不利な条件ながらもしっかりと自身の妊娠力を引き出すことが出来ました。→元気な男の子を出産されました。

来局時36歳 医学的な不妊の原因:右卵管閉塞、AMH1.4ng/ml、高プロラクチン血症
1人目を希望し3年1ヶ月
○来局時の不妊治療歴:人工授精5回、体外受精2回、顕微授精1回(複数回移植するも陽性反応なし)

漢方による原因分析)
○冷え、耳鳴り、顎のニキビ、髪の色艶、アレルギー性鼻炎、低いAMH、基礎体温、舌、脈などから腎虚
○手足の冷え、卵管閉塞、頭痛、軽い生理痛、基礎体温、舌などから瘀血
○食後の膨満感、軟便、アレルギー性鼻炎、舌、脈から脾虚

方針)漢方で体づくりをしてから体外受精をする計画。活血化瘀、補腎充精、補気健脾。

改善結果)
芎帰調血飲加黄耆の煎じ薬、亀板膠製品を服用開始。
生理前の頭痛はあったが下腹部痛は無くなり改善が見られたので、しばらくは体外受精せず体づくりを続けることにする。3ヶ月後から牡蠣肉エキスを追加。
6ヶ月経過し生理の状態は改善したが、基礎体温や生理前の不正出血が改善せず。生薬を調整しながら様子をみるが一進一退の状態だったので、9ヶ月目に煎じ薬の処方を全般的に見直し、補気と補血の効果が強い処方に変更する。十全大補湯加香附子女貞子補骨脂丹参と動物製剤を継続。徐々に不正出血のない周期がでるようになり、基礎体温が綺麗になってきた。
12ヶ月経過した時点で体外受精を再開。採卵結果はグレード1⇒2個、グレード2⇒1個を凍結。
胚移植に備えて、着床しやすく育てる力のある子宮にするため、煎じ薬は人参⇒党参、桂皮⇒桑寄生に変更し2ヶ月継続。その後2個凍結胚移植し妊娠反応陽性。なんと2個とも着床しており、そのまま胎嚢・心拍確認できた。

来局以前から複数回体外受精をされているが、一度も妊娠反応陽性がでたことのない方でした。1年かけて漢方薬で体づくりをして、体外受精を再開し無事妊娠となりました。生理の状態はすぐ改善でき体調も全般的に良くなったのですが、緩くなりやすい便や生理前の少量の出血や基礎体温表の形が改善しにくかった例です。
不正出血の病因病機は、湿熱内温、脾不統血、腎陰虚、瘀血内留などがあります。最初は胃腸機能の低下から脾不統血、冷えは自覚なく他覚的だったため腎陰虚から高温期に潜陽できず出血したと分析しました。期間がかかりましたが、自分のホルモンの力で基礎体温表が綺麗になってから不妊治療を受けたことが授かる為のポイントであったと考えています。→元気な双子を出産されました。

来局時38歳 医学的な不妊の原因:高プロラクチン血症、排卵障害、右卵管閉塞
1人目を希望し2年5ヶ月
○来局時の不妊治療歴:タイミング療法1年6ヶ月、人工授精3回

漢方による原因分析)
○冷え、疲れやすい、年齢、基礎体温、舌、尺脈弱などから腎虚
○末端の冷え、卵管閉塞、感情変化、基礎体温、舌などから瘀血
○便通2日に1回、以前クロミッドで便秘になり薬が変更になった、血流計での面積が小さいなどから肝血虚

方針)漢方で体づくりをしながら病院治療を継続。活血化瘀、補腎充精、補血養肝

改善結果)
亀板膠、丹参、当帰製品を服用開始。
1ヶ月目、漢方開始前はザクザクと変動が大きく高温期がわからない状態の基礎体温だったが、漢方薬を始めてすぐに基礎体温が綺麗になりはっきりと高温期がでるようになる。生理前の頭痛はあったが下腹部痛は無くなる。
2ヶ月目、久しぶりに排卵誘発剤(クロミッド)を使用するとのことなので副作用予防で当帰製剤を増量して対応する。
3ヶ月目、プロラクチン値改善のためカベルゴリン中止。以前はあったクロミッドでの便秘など副作用が今回はなかった。クロミッド継続使用で人工授精し妊娠反応陽性、胎嚢確認。

比較的早く3ヶ月で妊娠できました。過去に人工授精を3回失敗しており、次駄目だったら体外受精を検討しようという段階で来局されました。人工授精での妊娠率は回数が増えるほど低下しますが、今回のように病院の治療を継続する場合でも漢方薬を組み合わせて体を整えれば同じ治療でも妊娠しやすくなると実感しました。「漢方薬を始めて本当に良かったです!」といって頂いて私も感謝いたしました。→元気な男の子を出産されました。