2月4日は立春。
暦のうえでは春の始まりですが、まだまだ寒さは厳しいですね。

さつま薬局 子宝便り vol.20 発行しました。

今月のテーマは「舌診(ぜっしん)」です。
漢方ならではの診断法である「舌診」。
東洋医学では、古くからその人の第一印象や、声の調子、舌の状態、脈の感触などの身体の表面に現れる変化を細かく観察し、身体のどの部分に問題があるのかや、その重症度などを判断し、治療の目安としてきました。

「舌診」とは舌の状態をチェックして今の状態を探ることです。
現代医学的には同じ病名であっても、舌の状態は同じではありません。
不妊症の場合も同様であり、相談者の舌の状態は処方を決める目安となります。

そのほか妊活に役立つ情報をお届けしています。
2月1日より配布いたしております。

28歳 医学的な不妊の原因:不明 1人目を希望して10ヶ月
○不妊治療歴:タイミング療法2回

漢方による原因分析)
○手足・下腹部・腰の冷え、足の浮腫み、目の下のくま、舌などから腎虚
○手足先の冷え、ニキビ、舌などから瘀血

方針)腎虚、瘀血の程度も弱く、腎虚はどちらかというと腎陰虚のため滋陰養血・調経化瘀で養精種玉方に活血化瘀の丹参などを加減。積極的に妊娠まで期間を短縮したいとのことで補腎精の動物性漢方製剤を追加。

改善結果)
最初の3ヶ月は奥様のみ漢方薬を服用される。
4ヶ月目からはご主人にも動物性漢方製剤を服用してもらいました。
6ヶ月目に病院で胎嚢確認、妊娠の報告。

いつもご夫婦一緒に漢方相談を受ける一生懸命なカップルでした。
元々持っている妊娠する力を引き出すことが出来て良かったです。

33歳 医学的な不妊の原因:なし 二人目不妊
○不妊治療歴:人工授精5回

 漢方による原因分析)
○手足の冷え、アレルギー性鼻炎、、過去の小児ぜんそくなどから腎虚
○子宮筋腫、手足の冷えなどから瘀血

方針)瘀血の原因の血虚を改善する漢方を処方。併せて効果を高める養生法を提案。

改善結果)人工授精直後に漢方を服用開始。その後、病院で胎嚢確認し妊娠の報告。

「妊娠反応が陽性でした!」とお電話いただきました。
漢方相談に来られるまでに顕微授精を数回されていました。
移植できるまでの胚に育たなくなってきたため去年来局されました。

漢方薬を初めて3ヶ月後に採卵に挑戦しました。
採卵の結果報告の時は直接薬局に来られて「胚盤胞まで育ちました!」とお喜びを伝えていただきました。
それから5ヶ月ぐらい漢方薬で体づくりをして今月移植をされるということでした。
40代後半という年齢的な不安はありましたが、肌の色艶は良くなっていたので漢方でやれることは十分出来ている自信はありましたがずっと気がかりでした。

その方から第一段階の妊娠反応陽性のご報告をいただけてホットしました。HCGの値は十分だったので、これから胎嚢確認まで進み臨床妊娠に至るよう漢方薬を調整しました。
ご相談者さんから「漢方薬を始めて良かった」と言っていただいていますが、もっと結果がでるようにサポートしたいです。

その後・・・胎嚢確認、心拍の確認が出来、経過順調と連絡をいただきました。

2月のリビングカルチャー倶楽部漢方教室開催が決定しました。
今回のテーマは「エイジングケア」
1回目は「漢方の基礎知識と体質チェック」
2回目は「美肌美髪を目指す実践編」
薬膳茶を飲みながらリラックスした気分で受講できますよ。

女性限定。
事前に申し込みが必要です。
詳しくはリビングかごしま(1月21日発行)に掲載されています。

詳しくはコチラから

 

34歳 医学的な原因:高プロラクチン血症 1人目を希望して2年8ヶ月
○不妊治療歴:タイミング療法22回、人工授精4回

漢方による原因分析)
○手足・下腹部・臀部の冷え、基礎体温、脈弱、顔色などから腎虚
○生理痛、経血の塊、舌、基礎体温、高プロラクチン血症などから瘀血
○便が硬い、午後の疲れ、肌の乾燥、目の疲れ、生理の期間が短いなどから血虚

方針)養血化瘀で桃紅四物湯を加減、妊娠力を早く回復させるため補腎の動物性漢方製剤

改善結果)
漢方服用1ヶ月後には、生理痛がほとんど無くなる。
その後、毎月煎じ薬を微調整しながら体つくりに取り組んでいただく。
漢方服用4ヶ月目に妊娠。
流産歴があり、軽度の悪阻もあったため、安胎処方の煎じ薬を継続。
その後安定期に入り、煎じ薬から漢方製剤に切り替える。
いつもご夫婦一緒に漢方相談を受けられる一生懸命なカップルでした。
元々持っている妊娠力を引き出すことが出来て良かったです。

病院治療で月経前症候群(PMS)の改善がみられず、当薬局の漢方薬を服用されている方。今回は久しぶりの来局でした。
漢方薬を服用中は生理前の不調がでなかったが、服用を止めると生理前に鬱のような無気力になる症状がでるとのことでした。

前回の処方から浮腫みがなくなっているので浮腫をとる生薬を中止し、下腹部に薬を導く生薬を加えました。
これでまた症状の改善を期待しています。
写真の右の生薬の桂枝は煮詰め終わる5分前に投入します。
理由は有効成分が揮発しやすいため成分のロスを極力少なくするためです。

漢方薬で自然治癒力が回復されれば服用を止めてもぶり返すことはなくなります。
それでまでしっかり漢方薬を継続することが大切です。

 

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さつま薬局 子宝便り vol.19 発行しました。

今月のテーマは「胃腸を整える」です。
年末年始の慌ただしさや暴飲暴食などで、胃腸の疲れを感じる方が多い時期です。
遺伝学的にみて日本人は世界の中でも胃腸が弱い(脾虚)民族であると言われています。
胃腸の働きを整えると栄養吸収力が向上し、血液の質が強化され、様々な不調を改善することが出来ます。

そのほか妊活に役立つ情報をお届けしています。

1月4日より配布いたしております。

明けましておめでとうございます。
休みの間は漢方書3冊・薬学誌1冊・医学書1冊・その他書籍1冊の読書とジョギングなどで楽しみました。

今年最初の子宝相談の方です。
体外受精のための採卵スケジュールに合わせた漢方を希望とのことでした。
芎帰調血飲を基本処方に選び加減しました。この漢方薬に卵を作るために重要な腎の機能を高める動物性生薬も一緒に服用して頂きます。

今から上の生薬を抽出機で煎じます。
少しでも体の機能を上げられるように生薬を選びました。
ご相談者に幸せを届けられるように心を込めて作ります。

 

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